定例会アルバムアップデートは、都合により今後お休みになります。
5月例会を29日、オンラインで実施し、3名が参加しました。6月号で対談された田坂広志氏と鈴木秀子氏は経歴も立場も異なりますが、そのお二人が「大いなるものに導かれる」、「全面的な信頼と委託をもって祈る」「起こったことはすべて実りとなる」など、人間の修養の土台に関して共通の意見を持ち、共鳴し合っている様が、お話しから伝わってきて、これらの考えが宗教、思想を超え、普遍的な真理であることを示唆していると感じました。
記: 岩本健
4月例会を4月30日(土)、4人でスカイプにて行いました。手元に届いている致知は4月号。表紙の永守重信さんは、会社買収を繰り返して世界一のモーターメーカーになった日本電産の創業者です。買収した多くの会社は、買収当時に業績不良だったようですが、社員をひとりも解雇せずに優良企業にV字回復させてしまうことで有名です。本田宗一郎さん、孫正義さん、永守重信さんに実は共通点があります。創業間もない頃から創業者が「うちは世界一になる!」と言い続けていたことです。4月号のテーマは「山上 山また山」。目標を高く掲げ、それをいくつも乗り越えてゆくことの大切さを強く感じます。日本には世界シェア1位のメーカーが300社以上あり驚きますが、それぞれの経営者の目標、常に上を目指す志の高さから来ているのだと思います。
記: 川崎英一郎
会員の1人の本帰国前の送別会
手元に届いている致知は3月号。特集は渋沢栄一。知っている人は知っていても、NHKドラマで登場していなければ、意外と一般的には知られていなかったのではないでしょうか? なぜだろうかと考えた場合、まずは渋沢さんが私利を求めずに財閥を作らなかったからではないでしょうか? そして多分これは憶測ですが、GHQによって、日本の偉人として情報の世界から葬り去られてしまったのではないでしょうか? そういう意味では土光敏夫さんと似ていると思います。私利よりも利他。心に刻み込みたい言葉です。
記: 川崎英一郎
1月例会を29日(土)オンラインで実施し、3名が参加。今回は3名とも、最も感銘を受けた記事が一致、カトリック長崎教区古巣神父についてのものであった。市井の名もない人々の苦しみの中から語られる言葉は凄みと迫力をもって、聞き手の中に宿る言葉となり、その中で昇華され、さらに他の人々へと引き継がれていくこと、そして、真摯な祈りは深く、力強いことを学んだ。また、今月号では、自分の持てるエネルギーを他者を生かす道を整えるために使うことの大切さに触れた記事が多く目に入り、自分の意識がその点に注がれていることを感じた。
記: 岩本健
12月例会を19日(日)スカイプにて行いました。1月号の記事、「日本の先人たちは、なぜ世界の人々から尊敬されたのか」でいくつかの例が紹介されていますが、多くの似たような事実が戦後に隠されてしまい、それどころか、その頃の日本(軍)人はいかに悪い人間だったかと思わされてしまっていることが、日本人の元気のなさに繋がっているように思います。類似の記事により、ひとりでも多くの自虐史観の人がその洗脳から解放されることを心から願っています。
記: 川崎英一郎
11月例会を20日(土)スカイプにて行いました。致知12月号の特集は「死中活あり」。サイゼリアの創業者、正垣泰彦さんの記事で、サイゼリアの1号点が私のドイツ移住前に育った市川で始まったというのを知って懐かしく思いましたが、お母さんの哲学である「起こることは全て自分のためにある」、そして田坂広志さんの「起こる問題は全て自分に原因がある」には全くその通りであると再認識に至りました。ユーチューブで見つかる田坂さんの講演動画、「危機において運気を引き寄せるリーダー7つの心得」は、致知にもピッタリと合う涙なくしては見続けられない、全ての組織長に必ず一度は見ていただきたいお勧めのお話しです。
記: 川崎英一郎
11月例会を20日(土)スカイプにて行いました。致知12月号の特集は「死中活あり」。サイゼリアの創業者、正垣泰彦さんの記事で、サイゼリアの1号点が私のドイツ移住前に育った市川で始まったというのを知って懐かしく思いましたが、お母さんの哲学である「起こることは全て自分のためにある」、そして田坂広志さんの「起こる問題は全て自分に原因がある」には全くその通りであると再認識に至りました。ユーチューブで見つかる田坂さんの講演動画、「危機において運気を引き寄せるリーダー7つの心得」は、致知にもピッタリと合う涙なくしては見続けられない、全ての組織長に必ず一度は見ていただきたいお勧めのお話しです。
記: 川崎英一郎
当会は、ドイツ国内外で遠く離れた所に住む会員も数名いるため、10月は実際に会う例会を23日(土)、そしてスカイプにて30日(土)に行いました。11月号の特集は「努力にまさる天才なし」です。世界のトップクラスになるには3つの条件が必要です。持って生まれた、そのことに適した才能、努力を続けられる才能、そして、幼児の頃からそれに接することができた境遇です。「努力にまさる天才なし」とは、その中でも最も大切なものが2番目で、世界一のレベルまでは達せなくても、ある程度のことを達成するには、努力を続けることが大切であるということを教えられたと思います。
記: 川崎英一郎
8月例会を21日(土)に3名でスカイプにて開催。9月号の特集のタイトルは「言葉は力」。その中の、「坂村真民と相田みつをの言葉力」の記事で気が付くのは、お2人に共通点があることです。それはお2人共にとても長い間、苦労を続けられたことです。短い間の苦労であれば、誰でも経験することかもしれません。ですが、それが10年とか、あるいはそれ以上続くことは珍しいです。長い間苦労を重ね、世の辛酸を舐め尽くし、それでも何かの想いを心に持ち続けて、初めて多くの人の琴線に触れる言葉が滲み出てくるようになるのではないかと思いました。
記: 川崎英一郎
6月の定例会ではオンラインで4人が参加しました。最年少として参加しましたが、皆さまのエネルギーと知見の広さに圧倒された会となりました。
7月号巻頭の言葉での旺盛なエネルギーを失った日本人という見出しについて、木鶏会から感じられる雰囲気は、決してそうではないものの、国という大きな括りでの日本人としては頷ける部分がありました。
礼、義、廉、恥の四維は人間性を問われている部分である感じています。節度を守り、自己宣伝を行わず、自己の過ちを隠さず、他人の悪事に引きずられないというのは、コロナ禍で様々な問題が浮き彫りになった今、特にSNS等では、失われている部分が多くあるように思います。
これは日本人や国として、という大きな括りではなく、個人として自身の言動や行動がこれに反していないのか、奢る事なく自問自答し続ける事の大切さを実感する会となりました。
記・渡辺羅須
5月例会を22日(土)に5名でスカイプにて開催。6月号の特集のタイトルは「汝の足下を掘れ。そこに泉湧く」ですが、それを最も分かりやすく説明しているのが、宮本輝さんの言葉で、「あっちに行ったら水が出ないか、向こうに行ったら井戸がないか、と思っているけど、実は自分の足下に泉はある。与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けた先に泉がある」となります。その間反対にあるのが、例えば「自分探しの旅」ではないでしょうか? 目の前の仕事が嫌になり、ふらふらするのではなく、じっくりと根気よく取り込むことが成功につながるということになります。「継続は力」にも通じるものがあり、とても身に沁みる言葉です。
記: 川崎英一郎
4月例会を24日(土)に8名でスカイプにて開催。「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があります。元々は孔子の言葉だそうです。致知5月号、筆頭の対談「誰かのために生きる時、人間の命は輝く」の塩見志満子さんが、ご子息及びご主人を亡くされた時のお話しは、その究極と思えます。許した理由を知れば、確かに理にはかなっていて正しいのですが、それでもここまで感情を抑えて人を許せるものなのかと、心から感銘を受けました。
記: 川崎英一郎
3月例会を19日(金)に2名でスカイプにて開催。12月号「特集」は稲盛和夫に学ぶ人間学。稲盛さんがまだ若い頃、あの松下幸之助さんの講演を聞きに行ったそうです。松下さんはその講演で、資金を蓄えることの重要性を説いたそうですが、その時に観衆の1人から質問を受けたそうです。「資金を蓄えると言っても、なかなかそうはいきません。そういう時はどうしたらいいのでしょうか?」松下さんの答えは、「そういう時は、まずはそう思うことですな」だったそうです。会場は、松下さんのその答えで笑いに包まれたそうです。でもその時に稲盛さんは、笑わずに、「そうか、まずは思うことが大事なのか!」と考えていたそうです。思ったことは実現するというのは、中村天風さんも含めて多くの偉人が言っていることで、是非実行したいことです。
記: 川崎英一郎
2月例会を26日、オンラインで実施し、4名が参加した。3月号の特集は「名作に心を洗う」 何十年の歳月に堪えた名作の普遍性を帯びた力強さ、その中でも、人間の英知を超えた書物である聖書の奥深さ、また、その聖書の身体感覚が古代日本人の感覚と内臓的に深くつながっているとする安田登氏の意見は興味深かった。欧州各国では、生活必需品を取り扱う店以外は、閉店となるハードロックダウンが継続しているが、3月からは、徐々に規制緩和が期待されており、直面での木鶏会開催が待ち遠しい。
記: 岩本健
11月例会を6日、オンラインで実施し、6名が参加した。欧州では、新型コロナウイルス第2波の影響で11月から、屋外での活動規制が強化されており、各人の職場、家庭での様子を交換した。又、米大統領選挙の結果を受け、世界、特にアジアでの勢力拡大を図る中国への懸念、反トランプ感情が強いドイツでの反応などについて話した。11月号、青山俊薫氏の、「人間の欲は命のエネルギーとして大事なもの。天地一杯からいただいた欲だと分かれば、小さな自我のためにこの欲は使えなくなる。」という言葉は、天と繋がりながら、社会に向き合う心構えとして、心に響いた。
記: 岩本健
10月例会を9日(金)に4名でスカイプにて開催。10月号のテーマは「人生は常にこれから」。その中でも特に、“「不可能を可能に」子どもたちの未来を創る医療”の記事に深く感銘を受けました。子どもがどんな難病を抱えていても、決して諦めずにまるで奇跡を起こすが如く手術、治療して、さらにはその後、まるで自分の家族であるかのように、リハビリにずっと付き合う高橋義男医師。難病を持つ子どもの1人、1人に「人生は常にこれから」を与え続けているわけですが、飛び抜けた手術の技術を持つだけではなく、メンタルの面で「出来る」ことを子どもと、その家族にまでも確信させ、常に自分を患者の立場に置く私利私欲が皆無な行いには、尊敬の念に堪えません。
記: 川崎英一郎
約半年ぶりに、9月例会を市内レストランにて、実施し、10名が参加しました。コロナ禍の苦労や新たな発見を語り合いながら、リアルに交流できることの喜びを味わいました。今月のテーマ「人間を磨く」は、ゴールに到達することはない登山道を、それにも関わらず、尚、高み目指して、一生かけて登り続けるかのような行為です。詩人服部剛氏は、多くの挫折を経験しながら、宮沢賢治、遠藤周作、そしてイエスキリストとの出会いによって、人の悲しみに寄り添い、心に灯りを灯せるような詩人を目指すようになります。ダウン症の息子を授かったことが、彼の創作を、より慈しみ深いものとしていきました。人智を超えた神の采配が胸に染みると共に、全て必然と捉えて生きたいと、改めて思いました。
記: 岩本 健
4月17日、新型コロナウィルスの影響で欧州各国の都市封鎖が続く中、8名が参加し、Skypeを用いて初めてのオンライン木鶏会を実施した。幼い子供がいて最近参加できていなかったメンバーやベルギー、ルクセンブルグ在住のメンバーも参加し、国をまたいでの賑やかな会となった。欧州各国でウィルスが猛威をふるう中、互いの安否を気遣う内容が主にはなったが、「長い人生、こういう時期もある。今月のテーマにもあるように、前向きに歩み続けよう」と声を掛け合い、閉会した。
記: 中村 充
3月例会を6日(金)に5名で市内にて開催。3月号のテーマは「意志あるところ、道はひらく」。今の日本では生活が豊かになり、いわゆるハングリー精神が欠けてしまい、良くても現状維持、現状に満足、ひどいと保護に頼ってしまうという人が多く、「道をひらくために必要な意思」自体が生まれにくい社会になってしまっていると思います。致知随想の中でも、落ちこぼれてしまった人を応援する活動の記事が2つ出ていましたが、当会では今回、フィリピンとマケドニアで日本の若者に意思を持たせる活動を仕事にしている方をゲストにお迎えしました。動画やアプリを作成して日本で提供している会社の代表ですが、やる気がない日本の若者を、環境がガラリと変わる海外に連れ出して仕事をしてもらっているそうで、会員にとってはとても良い刺激をいただきました。
記: 川崎英一郎
1月例会を11日(土)に5名で市内にて開催。秋田県は文部科学省が実施している全国学力テストでずっとトップクラスを続けているそうで、その中でも人口わずか2千5百人の東成瀬村の成績が高くて注目を集めているそうです。それだけ聞いて、アメリカのデトロイト市と同じように市が破綻した北海道の夕張市を思い出しました。いくつかあった病院が閉鎖され、残ったのは小さな診療所ひとつだったそうです。つい悲惨な状況を想像します。ところが健康寿命が伸びてお年寄りが元気になってしまいました。正に今月の「致知」のテーマ、「自助」です。無い無い尽くしの小さな東成瀬村では三世代同居率が7割以上、年に6回ある小学校の授業参観参加率が120%(20%はおじいちゃん、おばあちゃん)。学校支援ボランティアの登録者数が200人以上。給食無料。交通費も小中学生が無料。英語合宿無料。村の年間予算の1割は教育費… わずか2500人の村でこれらを実現しているのです。年間、国内外問わずに600人も視察に来る理由が理解できます。やれば出来るです。
記: 川崎英一郎
10月の例会を12日(土)に5名で市内にて開催。
「イチローに学んだこと」の記事の中のイチローの言葉、「小さなことを重ねることが、とんでもないところへ行く唯一の道」も、別な記事のタイトルにある「諦めなければ必ず道は開ける」も、共に「継続は力」という言葉につながると思います。とやかく言わずにとにかく諦めずに続けることが何事にも大切で、それこそが成功に繋がる方法なのではないでしょうか。世界一流の人たちの場合は2つの才能、例えば足が速いなどの持って生まれた才能、そしてもうひとつはそれを磨き続ける努力を続けられる才能を持っていると思いますが、私たちのような前者の才能がない凡人でも、後者の才能、いえ、努力、熱意だけでもかなりの高みに行けるのではないかと思います。
記: 川崎英一郎
6月例会を29日(土)に4名で市内にて開催。以前偶然にふと思い付い付き、自分の親、祖父母を何世代も遡って先祖の数を計算してみると、10代で千人以上、20代では100万人、50代も遡れば1千兆人という途方もない人数になることに気が付きました。その内の1人でも欠けると自分の存在はありません。6月号、「日本の歴史を見直す」では正にそのことが書いてあり、「命のバトン」という言葉で命の大切さを伝えています。GHQによって歪められてしまった祖国の歴史を正しく知るということがいかに大切なことであるか。それは自分のバックボーンを強固なものにして、少々なことではへこたれない、今日の日本で最も不足しているものを与えてくれるのではないでしょうか?
記: 川崎英一郎
5月の定例会を、12日に市内にて参加者が一部オーバーラップするデュッセルドルフの町を掃除する活動の一部の方々と一緒に開催。
京都においてその地域の大学が連携して共に成長していく話には大変共感いたしました。競争するのではなく協力していくという姿は様々な組織においてとても重要なことだと思います。
また、それが出来なかったために潰れて行った話は歴史的にも見られます。改めて実生活において実践していきたいと思います。
また今回は子供もいたために教育の中で、多角的なものの見方の重要性という話にもなりました。
人に言われたことをそのまま信じるのではなく、違う見方をする努力をしなければ偏った考え方になってしまう恐れがあると思いました。
記: 齋藤力和
2月例会を4日、6名参加にて、市内レストランで開催。 2月号の感想を中心に語り合った。
100円ショップの矢野氏は、不幸が続いても、それを、自分に見どころがあると、仏さんが人の何倍もの艱難辛苦を与えてくれて運がいいと思えた時、いいことが起きるようになった、と言われた。致知に登場される方々は、口をそろえて、自分は運が良かったと、言われるが、外からの押し付けではない、内から湧き上がる目標へのたゆまぬ努力と肯定的な意識が、運を呼び込むのであろう。
コンビ二の発明については、格段と生活が便利になった一方、運営に関わる人たちに過酷なストレスを与えており、功罪相半ばするとの意見があった。
記・岩本健
1月の定例会を8名で開催。12月の古典力入門に続く1月のテーマは国家百年の計。
世界が賞賛する日本人のバックボーンが武士道に基づいているのは、その名の本を読めば頷けることで、当時武士達は中国の古典を勉強し、今日の日本が中国の脅威に晒されているというのはとても皮肉です。
毎月大きな感動と希望を与えてくれる致知から今回は、珍しく危機感を覚えたという意見が複数出ました。
記: 川崎英一郎
12月例会は16日(日)にドイツ・デュッセルドルフ市内にて開催し、4名が参加しました。
9月例会は22日(土)、加賀屋にて4名+ゲスト1名の参加で開催。
「まず覚悟ありき」に登場する井本勝幸さんが話題となりました。井本さんは一般的にはあまり知られていないかも知れませんが、デュッセルドルフ木鶏会の多くのメンバーは「虎ノ門ニュース」を見ているので、その存在は知られており、井本さんの活動の話で盛り上がりました。家族を置いてまで行動する点には意見が分かれるものの、ミャンマーで井本さんが成し得たことはとても素晴らしいことで、自分たちも見習わなければならないという話にまとまりました。
記: 川崎英一郎
5月例会を26日(土)、茶蔵で5名にて開催。5月号のテーマで
記: 岩本 健
2月24日(土)、デュッセルドルフ市内レストランで、4名にて実施。2月号の読後感想で、中西輝政氏と櫻井よしこ氏の対談記事に関して、外部からの干渉が少ない日本と、移民の国アメリカ、多くの国が隣接して影響を与え合う欧州の違いが議論された。日本ではリベラルな世論や教育の影響もあり、国やコミュニティに対する帰属意識が希薄になっているのでは、などといった意見も聞かれた。ジャパネットたかた創業者の高田明氏の対談記事に関して、コミュニケーションスキルの重要性についても議論した。
記: 中村 充
1月27日(土)、デュッセルドルフ市内レストランで、4名にて実施。その内1名は220km離れたルクセンブルクからの参加。1月号の読後感想で、行動が理解できないほど意識の異なる若者たちを、あえて「無理をしなさい」と厳しく鍛え、リオオリンピックでメダルへと導いた井村雅代氏の記事に関し、環境を嘆くのではなく、信念を持って取り組むことが大事と感じたという意見がある一方、「精一杯やったからいい」という考えを否定すべきではない、という意見もあった。
記: 岩本 健
新年最初の木鶏会デュッセルドルフが本日1月13日14:00から行われました。
参加者は4人。内3人はデュッセルドルフとその近郊在住ですが、1人は車で4時間ほど離れた遠路からのお越しです。
当木鶏会は現在ヨーロッパで唯一であるからか、フランスやベルギーから来られる方々もいます。
そういった方々のご都合に合わせるので、行われない月もあれば、今月のように、27日にもう一度集まる時もあります。
本日の4人の内、2人は既に2月号を受け取っていて、残りの2人は1月号さえをまだ受け取っていないことが分かり、致知について語るのは次回となりました。
記: 川崎英一郎
12月例会は2日(土)に市内レストランにて、3名の参加で実施。致知12月号のカール・ベンクス氏インタビュ-記事の「高い壁にも必ず向うに行けるドアがある」という言葉について、南ドイツからの参加メンバ-から、本人の気持ちの持ち方次第では異なった解釈が可能なメッセ-ジである、との話しがあり、参加者間の実体験も含めた意見を共有しました。また小川榮太郎氏の記事に触れ、ドイツのテレビ報道とも比較しながら、同氏が語られる日本の自由主義への危機について意見を交わしました。
記: 橋詰真澄
9月23日に日本食レストランで4名にて開催しました。
ベルギ-駐在2年目の若手会員から、まだ不慣れな赴任地で、日本本社の期待と現場の実態との間で苦悩と葛藤の日々の報告がありました。
その会員は、10月号のテーマ「自反尽己」で羽生氏と桜井氏の「負けない生き方」の対談内容に触れ、苦境の時は逃げ道ばかり考えていた自分に、勝負の相手は、まず自分自身なんだということに気づかされた。
若い自身に与えられた身の余る職務を天職ととらえて、決して諦めず、結果を怖がらず全力を尽くしてみよう。と自分に約束した、という、熟年会員にとっては身震いする程の感動の報告がありました。
また、日本人の美徳である「謙遜」について体験談を交わしました。ドイツで生まれ育った子供にもしっかり日本人親から継承されるケースが多く、会員の中には、「控えめ過ぎて障害があるのではないか」と学校の教師に勘違いされた体験談で話しが盛り上がりました。
外国に住んでいる私達は日本の顔であり、このような日本人としてのアイデンティティは大切に引き継いでいきたいね、という意見でまとまり閉会しました。
記: 橋詰真澄
七月二十九日(土)に、定例会を五名で開催。
ベルギーのブリュッセルから来た参加者より、自身の駐在経験の葛藤と、巻頭対談を読んでの今後の決意についてしたためた感想文の発表があり、それに呼応する形で、若い頃の同様の経験について年長の参加者が共有したり、決断すること、覚悟を決めることの重要さについて話し合ったりと活発な議論が行われました。その他、中村秀太良氏の記事の「人となりはその人の顔に現れる」という点や、宝物ファイルで育む自己肯定感についても、参加者の実体験などを交えての意見が飛び交い、少人数ながら盛会のうちに終わりました。
記: 代表、岩本健
7月1日(日)市内レストランにて、4名参加で開催した。6月号のテーマ「寧静致遠」(真心を尽くすことで、遠大な事業が達成される。)について、各々の成功談、失敗談を分かち合った。日々の目標を、思いっきり低く設定し、挫折できないようにする、先のことは考えずに、その日のことのみに集中するなど。
日本人コミュニティ向け情報サイトを運営している会員からは、大人数で取り組まなくても、3年間、コツコツと入力し続けたことが、今の結果につながっている、と、実感の篭った話があった。「生涯現役」コーナーの、戦時中の愛を貫き通し、その愛に支えられ、生涯医師として地域医療に貢献された梅木信子氏に感動したという声もあった。
「その時どう動く」
そのご子息曰く、相田みつをさんが長年学んだことを一言で表すと、この言葉になるそうです。つまり相田みつをさんにとっては最も大事な言葉になるということです。
白隠禅師が何も言わずに自分の子だと勘違いされても赤ちゃんを受け取ったり、その後事実が分かって母親に戻したりのお話は、だいぶ前に何かで読んで知ってはいました。とても尊敬できるお坊さんだとは思っていましたが、それが有名な白隠禅師だとは知りませんでした。
白隠禅師にとっての「その時どう動く」かは、その赤ちゃんの本当のお父さんが誰であれ、「お前が父親だろう!」と嫌疑をかけられようと、「そうですか」と赤ちゃんを受け取ってその場を穏便に収めることだったのだと思います。
実はこのお話は、心の奥にいつまでも深く残り、いつか自分もそのくらい無私の境地に入りたいものだと思っていました。そしてもう1つどうしても忘れられないお話があります。
酷寒の冬か何かにアメリカで起きた航空機の墜落事故のお話です。アメリカ大陸に程近い海か川に落ちたその飛行機の乗客は、墜落後に幸いにも一部の乗客は助かって水上に浮いていたそうです。救助のヘリが現場に近づき、水に浮いているひとりの男性を見つけたのですぐにハシゴを下ろしたそうです。
その男性は水泳が得意なのか、近くに自分より泳ぎも体力も劣ると思われる乗客を見つけ、ハシゴにしがみつかまらせました。ハシゴには1人しか乗らないようです。ヘリコプターはその乗客を吊ったまま陸地に運び、再び同じ場所に戻りました。そこにはまだその男性が浮いていたので、再びハシゴを下ろしました。
そうするとその男性は再び近くにいる別の乗客をハシゴにしがみつかせました。ヘリコプターは再びその乗客を陸に運び、同じ場所に戻りました。その男性は相変わらず浮いていました。救助隊は再びそこを目指してハシゴを下ろします。するとその男性は三たび近くにいる別の乗客をハシゴに乗せます。
ヘリコプターはその乗客を再び陸地に運び、再びその男性がいる場所に戻りました。その時でした。ついに力が尽きてしまったのか、その男性の姿はもう見つからなかったそうです。
このお話が実話なのか、それとも単なる作り話なのか、今では分かりませんが、いずれにしてもこの男性のとった行動には感動せざるを得ません。
そしてつい先日、溺れて川に流される子どもを救った75歳の男性のニュースがありました。男性の娘さんもすぐ近くにいて、飛び込む(助ける)のを止めたそうです。
アメリカの航空機の墜落のケースの場合、彼が譲って助けた3人は、彼にとっては赤の他人です。ひょっとしてもし知り合っていたら、とんでもない嫌な奴だったかもしれません(笑)。そんなことも考えずに自然に、一瞬の判断で自分を犠牲にしてまずは周りを救う。
譲る、献身するという点で日本は世界一。
レスキューに凝った日本のファンの私にとって、これこそがまさに「その時どう動く」の鏡です。
記: 川崎英一郎
3月25日(土)市内レストランにて、8名参加で開催し、3月号の読後感を中心に話し合った。
巻頭インタビューの栗山英樹監督は、学芸大卒、ドラフト外入団、引退後21年を経て、コーチ経験ないまま、監督就任と、異色の経歴ながら、「誰よりも野球を愛し、誰よりも選手のために尽くす。」との信念に基づく行動で、リーグ優勝と日本一の成果を挙げられた。
自分自身が選手よりも努力して成長してこそ、選手を動かせるという、リーダーたる己に課する厳しい姿勢に見習う点多い。
到知を通じて大いに刺激を受けるが、それで満足せず、日々の生活での実践が大事であることを改めて認識した。
記: 河合範行
1月14日(土)にドイツ・デュッセルドルフ市内「加賀屋」
内容で各人が意見を述べ合いました。
皆さんとの議論の中から特集内で井村雅代さんが言われていた「
記: 山田浩司
11月例会は、5日(土)、中華飯店にて5名の参加で開催。11月号の記事では、感銘を受ける記事が多く、多岐にわたって話し合った。生涯現役の記事からは、締め括りの“気は長く勤めは固く色うすく食細くしてこころ広かれ”という言葉より、建康で長生きの秘訣の話に発展した。
アスリートの荒巻さんの記事においては、何かを始める前にルーティンを決めて実行する習慣をつけるという言葉があったが、前月号の記事にあった習慣が変われば、性格が変わり、行動、運、人生へとより良く転換していくお話しにも通づるところがあり、習慣づけの重要さについても話あった。
定期的に木鶏会に参加する前に、致知を読みこむ事で、より一層、致知からの教えを日常に習慣づける癖がつくのではと思った。
記: 清水紀洋子
9月4日、日曜日、中華飯店にて6名の参加を持って開催。それぞれの近況報告からはじまり、その後7月号読後感に入る。
まずは、濱口道成さんの"老子"からの言葉、上善水のごとしについて、それぞれの解釈の仕方について意見交換が行われる。だだ在りのままに居る。そして、周りの価値観に振り回されず、徳を積む事こそが私たちの理想の生き方ではないか。と意見が出る。
さらに黒岩功さんの異国修業時代、"成功哲学"を支えに人生を切り開いていった内容も、非常に良い参考となった。
記: 副代表、橋詰いづみ
6月11日(土)、第2回会合を6名で開催した。6月号読後感では、臨床心理士、皆藤明氏とソプラノ歌手、柏田ほづみ氏の二つの記事を取り上げた。日本では毎日100人もの人が自らの命を絶っているという過酷な状況の中で、目の前の一人との関わりに真剣に取り組む皆藤氏の姿に感動すると共に、自分たちには、何ができるのかという話にもなった。柏田氏が鳥や鯨が共鳴してしまう音域を持つことになる奇跡的な経緯もさることながら、その声を己のものとせず、世の中に役立てようとしている姿勢がすばらしいとの意見があった。
会員から提案があった、致知の普及のため、日系企業責任者へ見本誌を送付する案については、知り合いの方から始めてみることとした。
記: 川崎英一郎
記念すべき第1回会合を4月16日、串亭にて、10名の参加をもって開催した。(ゲスト4名含む) 初顔合わせのメンバーも多かったが、ドイツ社会で、志を胸に生きている者同士、共鳴する点、多々あり、時が経つのも忘れ、4時間半、語り合った。
4月号読後感では、鍵山氏上甲氏対談を取り上げ、心に響いた箇所を読み上げ、感想を述べ合ったが、話しは文化論にも発展し、大変興味深いものとなった。 致知を通して頂いたご縁を通し、人間力向上に励むと共に、活動の輪を広げていきたい。
記: 大表、岩本